2024年12月28日土曜日

RFL (Read for Life) 12月のレッスン内容

RFL monthly review 12月期


RFLメンバーによる投票を経て選ばれた本、James Suzman Work: A Deep History, from the Stone Age to the Age of Robots(邦訳『働き方全史「働きすぎる種」ホモ・サピエンスの誕生』)が読み終わりました。

今月、課題としてお出ししたお題は「イマジネーションをいちばんかき立てられた箇所はどこですか」「あなたは古代アナトリアの採集民。新しくやってきた農業というものの脅威にさらされています。さあどうしますか」「究極的には、あなたは時間を何のために使うのですか」(皆さんの「時間」の考察は格別に素晴らしかったです)など。どれも、人類の歴史という遠大な視野で「働くこと」を捉えようとする本書だからこそ可能だった問いです。英語力向上の一環としては、「本書で見つけた、絶対にマスターしたい表現を使って文を作る」「著者の構文を真似して作文する」などもやっていただきました。

月に一度のzoom meetupでは、メンバーのお一人がシェアしてくださった「ChatGPT無料版・有料版による、RFLのお題への回答」を皆で分析、AIの文章に「ない」ものは何かを英語で延々とディスカッション。哲学的で人間味満載の意見が飛び交い、RFLという学びの場の素晴らしさをまたしても実感することとなりました。今年も大変お世話になりました。

来月からは、Bill Perkins 著 Die With Zero: Getting All You Can from Your Money and Your Life (邦訳『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』に入ります。こちらも、メンバーの投票で決まった1冊。これまでと内容もガラリと変わります。来年も楽しみです。

Primary・ER多読クラスの12月のレッスン内容

Primary

日本語と英語の違いはたくさんありますが、中でも単語と単語の区切りが明確で置く場所がモノを言う、という点は大きな違いです。日本語が母語の生徒たちにとっては、文のどこが変わると意味がどのように変わるのか、たとえば I'm fine. と I'm great. は fine と great の部分だけが変わっている、と気づきルール化するのは実は難しいのです。「パターンとして認識する」ことを主眼に置いた練習活動がいよいよ本格的に始まりました。

Let's Go -1:10月までアルファベットフォニックスを丁寧に学んできた生徒たちは、新しいテキストではフォニックスのルールを本格的に学んでいきます。今月は Bb と Pp が「いとこ音」(口の形が同じの有声音と無声音のグループ)であることを発見しました。簡単なリーディングも始まり、さらにそのリーディング素材を使ってオリジナルストーリー作りにも挑戦しました。

今月の文

Is it a ball? - No, it isn't. It's a peach.
How are you? - I'm fine.

ELST Elementary: 小学校で学ぶ単語とその例文を正確に発音し、丁寧に覚えていく活動を続けています。文になると抑揚やチャンクを意識することが大切だとだんだんわかってきた生徒が増えてきました。

🌲Christmas🎅 特別レッスン: 12月23日の年内最終レッスンでは, We Wish You a Merry Christmas をみんなで歌うところからスタート。英語でクリスマスソングを歌うのは楽しいようで、みんな大きな声が出ていました。Christmas の単語を使ったBingoゲームや、その単語をアルファベットカードで作るアクティビティをしました。


ER多読クラス

12月23日のグループ発表に向けてChristmas Adventure (全24ページ)を4ページずつ丁寧に練習してきました。Level 6 のこの本は、日本の学習レベルでいうと中学3年生程度のものです。文法を意識すると難しいものかもしれないですが、子どもたちは母語と同じような感覚でお話を楽しみながら読み進めることができました。
そして、2つのグループに分かれての発表は見事の一言!全員は自信を持って発表に臨め、終わった後もみんなが笑顔になりました。
多読クラスでは、一人ひとりが好きな本を読み進め、そして1回のレッスンで1-3名が発表をします。その一方で、MEL School ならではのチャンクリーディングをみんなで練習することも並行して行なっています。

1月からは新しいタイトルをみんなで楽しみます。そして、発表の順番も決めたので、冬休み中にぜひたくさんのお話を出会い、味わい、楽しんでもらえれば、と願っています。


2024年12月18日水曜日

MELコース MEL-5 クラスの12月のレッスン内容

1.英検2級レベルのスピーキング課題に3文で応える練習。

2. 英検2級のリスニングを聞いてリピート、タイプ、レポートして表現を学ぶ。

3. Bridge Work語彙:身体や障害、申込や参加などに関することばの使い方の練習、例文をタイプする。

4.Inside Reading:ビジネスをテーマにフランチャイズに関する文章を読んで概要や内容を理解、正誤問題に答える練習、語彙の学習。

5.Reading & Writing:コンクルーディングセンテンスの書き方の練習、選択がよいことなのかどうかについて意見を書く練習。

6.英検2級の時間配分とサマリー、及び、ライティング課題を書く練習

2024年12月12日木曜日

MELコース・コアカリキュラム MEL1-4 の 12月のレッスン内容

 MEL-1

・Winpass: 12月期も引き続きJunior High School Life をテーマに、部活動や学校での活動について伝え合う練習をしました。11月に学んだ表現を使ってプレゼンテーションを行いました。また、Step Up Drill ではこれまでに学習した文を文法的に理解して使えるような活動を行いました。

・基礎英語11-12月号: 主要登場人物の1人が宇宙人、という設定の今年度の基礎英語。彼の故郷の惑星は資源不足で大変なことになっている、というストーリーが展開されました。環境問題を語る上で必要な語彙が多く、難しいと感じた生徒さんも多かったようです。一方でストーリーの続きが気になる!という気持ちも強く、内容を楽しんでいるようです。

・ELST:  Winpassで学習した内容を正確に言えるように練習しています。

MEL-2

・基礎英語 11-12月号: 主要登場人物の1人が宇宙人、という設定の今年度の基礎英語。彼の故郷の惑星は資源不足で大変なことになっている、というストーリーが展開されました。環境問題を語る上で必要な語彙を練習する良い機会になりました。other planets とはどんなところ?の問いに、「地球以外の火星、金星、土星、木星など」と答えてもらうなど、英語の中身を考えるタスクも取り入れています。

・Bridge Work: 英語の基本動詞の使い方の練習が本格的に始まりました。英語の語順、語句の組み合わせが自分のものになるまで徹底的にトレーニングするのがこの時期です。日常生活(Daily Routine)の言い方をいつ、どこで、誰と、などの情報を加えながら英語で表現する力の基礎を固めています。

・タイピングレッスン:  7:15-7:30のレッスン前の時間に各自タイピングレッスンを進めています。ご家庭でもお声がけください。

・ELST: 英検の単語練習をしながら「発音、シャドーイング、意味テスト、選択問題、シャドーイング」の5ステップで例文を覚えていく活動を続けています。正しい発音と運用語彙・表現を少しずつ身につけていきます。

・Speech Navigator: Unit 2 のOur School のビデオプレゼンテーション、質疑応答やGoogle Classroomへのコメントを書く活動が全員分終わりました。だんだんスムーズにコメントや質疑応答を英語で言えるようになってきました。

MEL-3

2-Min. Talk: 今月は「家から学校までどのぐらいの時間がかかりますか」「今日はどんな1日でしたか」「今日のお昼ご飯はなんですか」という質問から会話を始め、相手の話をより具体的に理解するために良い質問を重ねる練習をし、仕上げのライティングで行いました。Bridge Work で練習している過去形を実践的に使う機会になりました。

基礎英語 1:今月は各グループで1つのストーリーのサマリーを1文で書き、みんなで4つのお話のサマリーを完成させる活動を行いました。

Bridge Work: Book1 の仕上げは過去形の徹底運用練習です。短い会話を日本語から再現する練習を行なっていますが、「こんなに正確な運用が難しいとは」という声が聞かれます。ここを経ると、基礎運用力がしっかり固まります。

ELST: 英検3級レベルの単語を使った文での練習が終わり、準2級レベルの文を運用するための練習が始まりました。文が複雑になってきて、少しずつ英語を使える範囲を増やしています。


MEL-4

3-Min. Talk: 今月は「スポーツの試合を見ることは人を幸せな気持ちにさせるか」「対面の面接はオンラインに比べどのような利点があるか」についてペアで話し合いをしました。それぞれのテーマについて3回ずつ異なるパートナーと意見交換をしたのち、自分の意見をライティングし、クラスで共有しました。

基礎英語 2: 中学英語で重要な表現が多く含まれる12月号では、so ... that ..., I wonder if ...などの使い方を練習ました。週のまとめのページのイラストを使って話の展開を予想して説明する練習、その後ストーリーをメモをしながら聴き口頭で要約説明をする練習などを行いました。

Bridge Work: 不定詞の使い方を中心に、文の中で説明を加えながら詳しい内容を伝える練習を主に行いました。

ELST: 引き続き英検準2級の文を使った練習を行なっています。例文が長く文法的にも意味の取りにくいものも増えていますが、チャンクごとに理解してアウトプットすることで英語回路をアップグレードしていきます。

Speech Navigator: 11月21日のビデオプレゼンテーションでは「間の取り方」を意識した作品を鑑賞し、お互いにコメントを述べ合いました。聞き手を意識した話し方が身についてきました。

2024年12月5日木曜日

Primary・ER多読クラスの11月のレッスン内容

 Primary

11月期から新しいテキストに入りました。これまでフォニックスを中心に音と文字の関係、簡単な会話文の練習を中心に学んできた生徒たち。スピードの速いチャンツの聞き取りもすっかりできるようになり、耳が英語の音に慣れてきたところです。新テキストでは、これまで培ったベースを使って、文の成り立ちに注目しながら英語と日本語の違いに着目した学習を始めました。

Let's Go -1  (1) What's this?  (2) It is a pencil. の(1) の What's の正体は?をまずは考え、What is だとわかると、では(1) と (2) それぞれのどの単語がどこに対応しているの?の謎解きにペアで挑戦しました。a と pencil はセットになっていることに初めて気づくと、生徒たちから「え〜っ」という声が。Let's Goのピクチャーカードは英語と日本語の違いが認知できるように単数の名詞には a marker のように書かれています。ネイティブのように marker だけでは気持ち悪い、という視点が加わった瞬間でした。

今月の文
What's this? It's a desk.
Is this a pen? Yes, it is. It's a pen. No, it isn't. It's a pencil. など

ELST Elementary: 小学校で習う単語800語を「読める、書ける、使い方がわかる」ための練習を重ねています。だんだん発音判定のコツがわかってきた生徒たち。点数が悪いとお手本を聞き直してそっくりに真似ようとすることが自分でできるようになってきました。例文はなかなか難しいものも多いですが、英語らしい抑揚とアクセントを意識して練習しています。


ER多読クラス

さまざまなレベルの生徒たちが混在する多読クラス。子どもたちはOxford Reading Clubを駆使して、自分流の英語読書を楽しんでいます。このアプリは英語の学習段階を踏まえた5ステップで設計されているので、1つ1つのステップを丁寧に学習するとさらに効果が上がります。管理画面では生徒たちがどのステップを学習したかを見ることができ、それぞれの個性が出ていて興味深いもの。
多読の原則は、わからない単語は文脈から推測し、つまらないと思ったら途中でもやめて良い、というもの。ただ、初心者の生徒さんは文脈から推測する術がありません。
そこで、11月からはこれまでのレッスン方法から一転し、全員で一冊の本の内容理解と音読に毎回取り組むことにしました。発表は順番を決め、毎回1人か2人がこれまで同様に発表をします。ただし、毎週の読書目標を毎回Google Classroomで提出してもらい、読んだ本の簡単な内容紹介とおすすめコメントはGoogle Classroomに共有してもらう、というルールに変更しました。
効果を見極めながら、必要に応じて運営方法を変更してまいります。


RFL (Read for Life) 12月のレッスン内容

RFL monthly review  12 月期 RFL メンバーによる投票を経て選ばれた本、 James Suzman  著 Work: A Deep History, from the Stone Age to the Age of Robots (邦訳『働き方全史 ― 「...